英語の解き方や勉強法、参考書や問題集の紹介(第1回)「英語の単語、文法、長文、英作文の勉強のやり方」

皆さんこんにちは。七隈国英塾の杉久保です。

今回は「英語の単語、文法、長文、英作文の勉強のやり方」を解説して聞きます。

英語はとにかくやることが多いです単語、文法、長文、英作文に関して、具体的にどのように注意して勉強すればよいかを書いていきます。

それでは七隈国英塾の作法では3行でまとめるのですが、今回だけは4行です。

①本番で使えるように、単語は単語カードで思えよう
②英文法が理解できない2つの要因、5文型とメタ言語
③要点だけをおさえる英語長文の読み方、パラグラフリーディング
④正しい英作文が書けるようになる唯一の方法、例文暗記と和文書き換え

★現代文、古文、英語の勉強法をまとめた記事はこちら★
国語、英語の読み方、解き方、勉強法や参考書、問題集の紹介

次回:英語(第2回)「SVとSVO、自動詞と他動詞」

目次

1.本番で使えるように、単語は単語カードで覚えましょう

単語を知っていても使えないのならば、知らないのと大差がない

漢字を知らない小学1年生が、新聞を読めないのと同様に、英単語を知らなければ英語は決してできるようにはならないでしょう。

では具体的な単語の勉強のやり方について書きます。

知らない単語を覚えるための方法は色々ありますが、私が生徒さんたちにやってもらっている方法は、

単語カードを作ることです。

皆さんの言いたいことは分かります。

とても面倒くさいです(いつも嫌な顔をされます)

しかし、単語を覚える目的は、単語を記憶すること自体ではなく

記憶した単語を受験本番で使えるようにすることです。

よくやりがちですが、記憶をインプット(入力)することばかりを考えて、記憶のアウトプット(出力)に関してはあまり考えていません

図1

図1を見て下さい、ちなみに人と脳みそが書かれています。

記銘(きめい)単語を覚える過程です(インプット)。
保持 時間が経過しても記憶を保持する過程です。暗記の反復で維持できます。
想起 単語を思い出す過程です(アウトプット)。単語を見た2秒以内に意味が出てくることが理想。

単語カードを作ると①の段階でカードを作る時間がかかりますが、②と③の過程で圧倒的な力を発揮します(特に③想起で)

単語カードを作ることには、とても大きな2つのメリットがあります。

順を追って説明していきたいと思います。

単語カードでできない単語だけ徹底的にやろう

人によってまちまちですが、覚えやすい単語覚えにくい単語があります。

カードでやることにより、難しい単語だけ集中して繰り返しができるので、

結果的に早く覚えることができて効率的です。

具体的なやり方は、

①カードをリングから外します。
②できたカードとできなかったカードに分けます。
できなかったカードでもう1度同じことを繰り返します
カードが無くなるまでやります。
⑤覚えにくいカードの束をつくる
⑥翌日覚えにくいカードの束で①~④をやる

これにより、覚えにくい重要単語だけ反復して練習できるのです。

英語はたくさんの単語を覚えておく必要がありますので、①記銘と②保持をやり続ける必要があります。時間をかけてじっくり覚え続けていきましょう。

長い時間がかかるのですから、できている単語とできない単語を同じ密度でやる必要はなく、出来ない単語だけ集中してやる方が最終的に時間の短縮になるのです。

単語カードで記憶の連合を防ごう

思い出しにくい形(③想起しにくい)で記銘をしてはいけません。

多くの単語の参考書ではカテゴリー別(環境、科学、政治など)で似たような単語が並んでいおり、似たようなことなのでそのことがヒントになってしまっています

また、前の単語が後の単語を思い出すためのきっかけとなっていることがあります。流れや並び順で覚えてしまっているのです。

以上のようなことを

記憶の連合といいます。

実際の試験で出てくる単語はカテゴリーとか並び順とかから独立しています。カテゴリーや前の単語をきっかけとして覚えていた場合、きっかけがないと思い出しにくくなってしまうのです。

つまり、記憶の連合が③想起の過程を阻害してしまっているのです。

単語カードをシャッフルして覚えていれば、この記憶の連合を防ぐことができます。

記憶の連合は無自覚のうちに起こっているので、単語カードを作りましょう。

また長文問題の演習で③想起のトレーニングを必ずしていきましょう。

英単語の参考書の紹介

基本は学校で採用しているものでもよいのですが、

英単語ターゲット1200 黄(宮川幸久先生)中学3年、高1
英単語ターゲット1400 緑(宮川幸久先生)偏差値50
英単語ターゲット1900 青(宮川幸久先生)50後半~

一番売れている単語参考書です。35年間も売れ続けている理由は、ここにのっている単語からものすごく出題されるからです。

ビックデータ(すべての受験問題をデータ化する)を使って単語を抽出しているので当然です。

使う順番は1200→1900、1400→1900の順番でいいと思ます。

青1900のレベル2(1500語)までやれば、センター試験で分からない単語が2~3個くらいになります。100%を目指さず80%以上を目指していきましょう。8割でも十分に戦えます(100%にするぐらいなら、その労力で他のすることがあるはずです)

ただし、使えるのは単語の載っている左側のページだけです。右側のページのことは忘れましょう。それがこの参考書の使い方だと思います。(一度、右側も使おうと右側も全部やってみましたが、全く身に・・・)

この章をまとめ
単語カードを作ろう。
単語を覚える目的は、記憶した単語を受験本番で使えるようにすること。
記憶は①記銘→②保持→③想起からなる。重要なのは③想起である。
出来ない単語だけ集中してやる方が最終的に時間の短縮になる
無自覚におこる記憶の連合が、③想起の過程を阻害している
長文問題の演習で③想起のトレーニングをしよう。
ターゲットシリーズはものすごく出題される。

2.英文法が理解できない2つの要因、5文型とメタ言語

英文法の負のスパイラルから抜け出そう

英文法が理解できなくて、学校の定期テストに出そうなところを丸暗記してなんとかする。
②テストが終わると忘れてしまい、実力テストでは点数が取れない。
③前の英文法が分かってないから、今やっている英文法が理解できなくて、学校の定期・・・以下同文

みなさんこのような負のスパイラルに陥っていませんか?

私はそうでしたよ。

しかし、高3のときの講師力が半端ではない女性のスーパーティーチャーのおかげで、英文法の基礎や勉強のやり方が分かるようになりました(やるのは自分の力です)

ちなみに、この先生はものすごく厳しかったです。厳しさが顔、姿勢、振る舞いに出ているような先生でしたが、生徒はみな尊敬していました。

この先生の話をする時はいつも、このページを書いている今もそうなのですが、なぜかちょっと涙ぐんでしまいます。

私も18年間、様々の生徒さんに英語を教えて、

漏れなく(もれなく)できるようにしてきました。

このページを見てくださる方のために、次回から英文法の解説をしていきたいと思います。

第2回「SVとSVO、自動詞と他動詞」第12回「受動態、SVCとbe動詞以外の自動詞」
第3回「SVC、be動詞と補語」第13回「分詞①、限定用法と叙述用法」
第4回「形容詞、限定用法と叙述用法」第14回「分詞②、分詞構文」
第5回「副詞、前置詞+名詞」第15回「関係詞①、関係代名詞と関係副詞の違い」
第6回「完了形、3用法と副詞」第16回「関係詞②、前置詞+関係詞」
第7回「to不定詞、3用法と前置詞との違い」第17回「接続詞、接続詞thatか関係代名詞whatか」
第8回「動名詞かto不定詞か?」第18回「仮定法①、3つの仮定法と接続詞ifとの違い」
第9回「SVOOとSVOへの変換」第19回「仮定法②、4つ目の仮定法現在と動詞」
第10回「SVOC、意味上の主語と原型不定詞」第20回「比較、原級とは何か?英作文の作り方」
第11回「形式主語と形式目的語のit」第21回「疑問詞、3種の疑問詞と英作文の作り方」

さて、この表を見る人が見れば、重要なポイントが2つの点に集約されているのが分かります。

1つ目は、SV,SVC,SVO,SVOO,SVOCなどの5文型
2つ目は、自動詞、他動詞、形容詞、限定用法、叙述用法、副詞、原級などの言葉を説明する言葉(メタ言語)の解説です。

この2つが理解できないと、英文法はまず理解できないと思いますし、点数が取れないでしょう。

英文法ができない原因①5文型

5文型は英文法を理解するのに欠かせません(特に第5文型SVOC)。

空所補充問題どの品詞が入るのかも問われます。意味で考えるのではなく、文の構造で考える必要があるのです。

整序問題も文型の構築をしなければなりません。知っている構文が出題されればよいのですが、知らない場合は、自分で文型を構築しなければなりません。

しかも、最近はよく知られている表現をエサにして、それを選ぶと不正解になるたちの悪い問題も増えてきました。

要するに、暗記力よりも構成力を試しているのでしょう。

英作文は構文が取れていないと採点すらされません。0点です「なんで、こんだけ書いて、大体意味があっているのに0点なんじゃい!」って当時の私は言っていました。

5文型を理解しないと英文法は理解できませんし、いい点は取れないのです。

英文法ができない原因②メタ言語

言葉を説明する言葉をメタ言語(上位言語=言葉の言葉)といいます。

高校生の皆さんが使っている参考書、フォレスト、ネクステージ(桐原書店がシェアの80%)の右側のページをを見ると、

名詞、自動詞、他動詞、目的語、補語、形容詞、限定用法、叙述用法、副詞、動詞の原形、原級、授与動詞、使役動詞、知覚動詞、原形不定詞、意味上の主語、名詞節、副詞節、副詞句、主格、目的格、所有格。

といった言葉を説明する言葉メタ言語」であふれています。

なぜ、このようなメタ言語を使うかというと、使ったほうが複雑な文法を、正確にかつ簡単に説明できるからです。

メタ言語の意味を理解していないと、自力で英文法を理解するのは厳しいです(私は塾に通わず自力でやったので、身に染みてよくわかります)。

ですので、文法書の左側のページの例文をを丸暗記するのではなく、右側にあるページのメタ言語を調べることから始めましょう。

私自身の経験や私の指導経験から、みなさんが英文法の理解につまづいている根源は「メタ言語の意味が分かってないから」で間違いないと思います。

おすすめの参考書は、

シグマベスト 高校これでわかる英文法(文英堂)

後ろに和文さくいんがついているので、メタ言語を丁寧に解説をしている箇所を検索できますしかも、高校英語の初学者から偏差値60までは十分に使える良書です。

私はこの本から始めましたし、今も生徒の指導に用いています。

この章をまとめ
英文法が理解できないのは5文型を理解していないから。
・英文法が理解できないのはメタ言語の意味を理解してないから。
・まずはメタ言語を調べることからはじめよう。
シグマベスト 高校これでわかる英文法(文英堂)はおすすめ。

3.要点だけおさえる英語長文の読み方、パラグラフリーディング。

英語長文の書かれ方、パラグラフ構成

図1
図2
図3

図1を見て下さい。

英語の文章はパラグラフ(段落のこと)で構成されています。図1では4つのパラグラフで構成されていますね。英語圏の人たちは伝えたいことを簡潔かつ正確に伝えるため、パラグラフの構成をしっかりした文章を作るのです。向こうでは小学生くらいから教わるそうです。

英語のパラグラフ構成の書かれ方を理解して読み解くことを、

パラグラフリーディング

といいます。

難しい事を論じている文章ほど、パラグラフの構成はしっかりしています。

よって難解でしっかりしている文章ほどパラグラフリーディングが使えるのです。

ヘッドパラグラフはそのパラグラフの結論

図2

図2を見て下さい。

英語圏では、結論を1番最初に書きます。

その段落の1番最初の文のことを、

ヘッドパラグラフ

といいます(ヘッド=頭、パラグラフ=段落)。

図2では赤で囲われた部分です。

ヘッドパラグラフはその段落の結論であり、見出しであり、筆者の言いたいことであり、その段落のまとめでもあるのです。

ヘッドパラフラフが理解できれば、その段落は理解できるということです。

しかし、ヘッドパラグラフ自体が抽象的(ちゅうしょうてき 具体的ではない、ふんわりしてる)ことも多く、ヘッドパラグラフだけでは理解できないことがほとんどです。

そこで、ヘッドパラグラフ以外の場所、図2では青で囲まれた部分を読みます青の部分は、ヘッドパラグラフに関する具体的なことが書かれています。

青の部分から、ヘッドパラグラフの内容を理解するのです。

あるいは逆に、

ヘッドパラグをヒントにして、青の部分を読み進めていくのです

これがパラグラフリーディングです。

1つの段落は、ヘッドパラグラフを中心にまとめられています。このパラグラフの構成を意識して、パラグラフリーディングをめましょう。

具体的なトレーニングとしては、その段落のヘッドパラグラフの内容を日本語でまとめたり、見出しを付ける練習をするといいでしょう。

第1パラグラフは文全体の結論

図3

図3を見て下さい。

第1パラグラフ(第1段落)が赤で囲われています。

第1パラグラフがこの文章全体の結論、見出し、作者の主張、この文章のまとめです。

青で囲われている

第2~第4パラグラフが第1段落に関する具体的な内容となっています。

第1パラグラフはヘッドパラグラフと同様に、抽象的であり第1パラグラフだけでは理解できないことが多いです。

そこで、第2~第4パラグラフの内容から第1パラグラフの内容を理解したり、

あるいは逆に、

第1パラグラフをヒントに、第2~第4パラグラフを読んでいくのです。

特に、

第1パラグラフに傍線部があったら、注意が必要です。

傍線部を第1パラグラフだけ読んで理解しようとしたり、あるいは、傍線部だけ直訳しても採点されないでしょう。部分点がもらえるかもしれませんが、恐らくは0点でしょう。

最近の福岡大学の第1問は要注意です。

問題作成者はみなさんの単語力や文法力だけを試しているのではありません。ちゃんと長文全体を理解しているのかを聞きたいのです。

そのような意図で問題が作られていることは間違いないです。

必ず、パラグラフリーディングで長文全体の内容を理解するようにしましょう。

長文読解で注意したい接続語と指示語

英語の長文が読めない要因は他にも2つあります。

1つ目は英文法。1文が長いので5文型の理解や英文法の知識が必要になるでしょう。これに関しては次回以降解説していきます。

2つ目は接続語指示語です。これは国語の現代文と同じでとても重要です。

英語長文で気を付けたい接続詞は、

Since と Thoughです

Sinceは「~なので」という意味で、文頭にしか使いません。

Since S V , S V は S V because S V と同じ意味です。

完了形で用いるSince「~以来」

S have Vpp since S Vp あるいは S have Vpp since 名詞 とは別の使い方をします。

Thoughは「~だけど」という意味で、文頭で良く用いられます

Though S V , S V は S V but S V と同じ意味です。知らなかった人は、今覚えてください。

指示語で気を付けたいのは、

It  と  They

この2つです。

指示語は近くに書いてある前の部分(前の近く)にあることを指しています。

it とか they が指している所を別な所と間違えたりそもそも、it とか they の指している所を補って読んでいなかったりしていることが多いです。

生徒さんを指導しているときに、ものすごく注意します。

傍線部の中にある指示語はもちろんですが、

傍線部の近くにある指示語は必ず指している所を明らかにしましょう。

これは国語でも全く同じことが言えます。

長文読解の参考書の紹介

最後に、長文読解の参考書、問題集を紹介したいと思います。

基礎 英文問題精講 緑(中原道喜先生) 短い英文で構文の練習
基礎 英語長文問題精講 青(中原道喜先生)偏差値40後半~60
英語長文問題精講 黄(中原道喜先生)偏差値60~国立、旧帝大向け

まず、採用されている英文自体が論理構成がしっかりしたものが多く、内容も面白い良文ばかりです。

パラグラフリーディングの練習に最適です。

解説も基本構文や長文を読むための文法(文法問題を解くための英文法ではない)を取り扱っており、長文の読み方が身に付きます

また、問題数が非常に多く、レベル順に並んでいるため、やり続けることで長文読解の地力がどんどん上がっていきます。

ただ、解説がかなり簡潔で、丁寧というわけではないので、分からないことは先生に聞くか、自分で調べる必要があります(学校で使っている文法書や高校これでわかる英文法(文英堂)がおすすめ)。

必ず2回やって何が足りなくてできなかったのかを把握して、弱点を自分で補いましょう。

挫折(ざせつ くじける)しそうになる生徒さんも多いのです(私は励まします)が、この本の問題をこなした生徒さんは、短期間にものすごく成長します。数か月前とは別人みたいになります。私自身もそうでした。

やるべきことに向き合いそれを成し遂げたのですから、当然の結果だと思います。

解説が丁寧な本(古文で言えばマドンナ古文)も重要なのですが、じっくりと取り組む問題集も重要だと思います。

用途や自分のレベルに応じて使い分けていくのが良いと思います。

この章を要約
英語の長文はパラグラフ構成がしっかりしていて、結論を最初に述べる。
ヘッドパラグラフはそのパラグラフの結論なので、パラグラフリーディングをしよう。
第1パラグラフはその文章の結論なので、パラグラフリーディングをしよう。
接続詞のSinceとthough、指示語のitとtheyに注意して読もう。
長文問題はじっくりと継続して取り組んでいこう。

4.正しい英作文が書けるようになる唯一の方法、例文暗記と和文書き換え

英作文の採点方法

①設問字数の±10パーセントならば減点しない。±20パーセントは半分減点し、これ超えると採点しない(=0点)。

②構文が取れていない文(5文型が守られていない文)は採点しない(=0点)

③設問要求とは大きく異なる文(反対、著しいズレ)は採点しない(=0点)

④単語のミス、3単現のsの付け忘れ、冠詞(a the)ミス、品詞の取り違え、文法的なミスは1つにつき−1点。

志望校により細かい違いはあると思われますが、大体こんな感じだと思われます。

重要なのは、英作文は減点法のみで採点されるのです。

素晴らしい表現や難しい構文を使ったからといって、決して加点されることはないということです。

正しい英作文=減点を許さない英作文

自分の知っている文法知識を使って自由自在に英作文を書いても、恐らく正しい英作文が書けていないはずです

採点をしていて「ん!?」となる答案をよく見かけます。

書いている人の頭の中では成立しているのかもしれませんが、読む側からすると意味が読み取れない文です。

模試や指導中ならば、書かれた英作文を丁寧に好意的に読み取り、修正や模範解答を書いてあげるのですが、

本番の試験では読まれもせずに0点にされると思われます。

学校の先生や大学の教授はとても忙しいのです(特に大学の教授)。短い時間に皆で集まって、大量の答案を一気に採点するのですから、好意的に文をじっくり読むということはとても考えられません。

まずは基本例文を覚えよう

それでは、正しい英作文を書けるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?

まず、使用頻度の高い基本例文を最低100、できれば600くらい覚えます。

皆さんの言いたいことは分かります。

とても面倒くさいです(毎回とても嫌な顔をされます)。

しかし、正しい英作文を書けるようになるためには、ここから始めるしかないと思います。

例えば、英語自在にしゃべれる人は頻出の英会話文がとして体の中に入っています。体の中にある会話文の音を使って話しているのです。

英作文も同様です。身に着けた正しい基本例文を使って、正しい英作文を作るのです。

無から有は決して生まれないのです。

覚えた基本例文が使えるように問題文自体の日本語を書き換えよう

演習問題などを使って、身に着けた基本例文を応用する練習をしましょう

具体的には、出題された和文を自分の知っている基本例文が使えるように書き換えましょう。

問題文自体の日本語を書き換えるのです。

出題された日本語の文をそのまま英語に置き換えても、うまくいかないことがほとんどです

「ここをこういう風に書き換えれば、自分の知っている構文が使えるな」

というふうに、問題文の日本語を書き換える練習をしましょう。

イメージとしては、出題された問題文に対して、こっちが臨機応変に対応するのではなく。

こっちの得意な土俵に、問題文を引き込む感じです。

演習問題を継続して、この日本語自体の書き換えに慣れてくると、問題文を見た瞬間に、

「あ、これはあの例文が使えるな」という感じになります。

正しい基本例文をベースに英作文を書いているのですから、

正しい英作文が書けるようになります。

圧倒的に早く英作文が書けるようになります。

余った時間は長文読解に使いましょう。英作文ができるようになると、英語全体の成績が上がるのです。

英作文の参考書の紹介

英作基本例文600 第6版 (啓隆社)

まず、これで使える基本例文を覚えて身に着けましょう。ラ・サールの校長先生(カトリックの外国人の校長先生)が制作に関わった本で、私の高校でも使われていた英作文の例文集です。ラ・サールでは中学生から使うそうですね(恐ろしい)。

この本は普通の本屋では取り扱っておらず、学校単位でしか注文できません。

しかし、ジュンク堂書店鹿児島店で1つからでも電話注文できます。

CD付きのものもあるので、ディクテーション(聞いてそれを文字に起こす練習)をしたり、シャドウイング(聞いた文を少し遅れて発音する練習)をしたりできるので、リスニングの対策にもなります。

次に、身に着けた例文を応用する問題集、参考書としては

[必修編] 英作文のトレーニング (Z会編集部)国立向け
[実戦編] 英作文のトレーニング  (Z会編集部)旧帝大向け

男の子と女の子の生徒が英作文を書いて提出し、日本人の先生が文法的間違いを指摘し、外国人のネイティブの先生がネイティブならではのアドバイスをして、最終的に2つの模範解答が完成するといった形で進みます。

長い英作文を組み立てる良い練習になります。最低2回は繰り返して、自分の力で英作文を構築できるようにしましょう。

この章のまとめ
英作文は減点法で採点されるので、減点を許さない正しい英作文を書こう。
場当たり的に書いた英作文は正しい英作文にはなりにくい。
まずは使える基本例文を覚えることから始めよう。
覚えた基本例文が使いやすいように、問題文の日本語そのものを書き換える練習をしよう。

★現代文、古文、英語の勉強法をまとめた記事はこちら★
国語、英語の読み方、解き方、勉強法や参考書、問題集の紹介

次回:英語(第2回)「SVとSVO、自動詞と他動詞」

以上で、第1回「英語の単語、文法、長文、英作文の勉強のやり方」は終わりです。

ご精読ありがとうございました。

予想はしていたのですが、今回はものすごく長くなりました。読まれた方も大変だったと思います。

次回からは、苦手な人が多い文法の解説していきたいと思います。第2回は「SVとSVO、自動詞と他動詞」にする予定です。

よろしければ、次回も読んでいただけるとありがたいです。

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