英語の解き方や勉強法、参考書や問題集の紹介(第14回)「分詞②分詞構文とは」

みなさんはじめまして。

七隈国英塾の杉久保英司と申します。当ホームページをご覧いただきありがとうございます。

今回は(第12回)「分詞②分詞構文とは」を解説していきます。

分詞構文の仕組みは他の単元と比べてそれほど難しくないです。文法問題の出題率は低いのですが、「長文読解」に必要です。特に「一文がとても長い時」に使われることが多く「とても気づきにくい」ので、仕組みをしっかりと押さえましょう。

それでは、七隈国英塾の作法にのっとり今回の要点を3行でまとめます。

①分詞構文の作り方。「従属接続詞+主語+動詞」→「動詞ing(現在分詞)」
②独立分詞構文(主文と副文の主語が異なる場合)
③分詞構文は「文頭に置かれるとは限らない」。副詞句なので「文頭」「文末」「文中」に置かれる

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できるだけ分かりやすく伝えることで、皆さんの成長のきっかけとなれば良いなあと思っています。

前回:第13回「分詞とは?①限定用法と叙述用法」
次回:第15回「関係詞①関係代名詞と関係副詞の違い」

1.分詞構文の作り方

「従属接続詞+主語+動詞」→動詞ing(現在分詞)」

時・理由を表す「when」「because」を使った複文「従属接続詞+S+V, S+V」Ving, S+V」の形にする。
「Ving」の副詞句の部分を「分詞構文を言う。

分詞構文の作り方
①接続詞を消す(×)
②主文と副文の主語が同じときは、主語を消す(×)
③副文の動詞Vを現在分詞(~ing)にする(重要)


例文)
When I play tennis, I am happy.
× × Playing tennis, I am happy.
「テニスをしたとき、私は幸せです」

I am happy when I play tennis.
I am happy, × × playing tennis.
「テニスをしたとき、私は幸せです」


Since I get first prize, I am happy.
×  × Getting first prize, I am happy.
「一等賞をとったので、私は幸せです」

I am happy because I get first prize.
I am happy,  ×  × getting first prize.
「一等賞をとったので、私は幸せです」

補足「Since」は「because」の前置きと覚えよう。

分詞構文は95%「現在分詞~ing」を用いる

分詞構文に 「過去分詞 Vpp」を用いる2つの例外

①元の副文が「受動態」の場合(1章で説明します)
②元の「付帯状況(with O C)」の「O」と「C」の関係が「能動~する」ではなく「受動~される」だった場合。(3章で説明します)

ようするに、
基本、分詞構文は「現在分詞 Ving」を使う。
「受動」の時だけ「過去分詞 Vpp」を使う
と覚えましょう。

「過去」「完了」であっても「現在分詞 Ving」を使います。
「受動」の時だけ「過去分詞 Vpp」を使うのです。

分詞構文に「過去形」は存在しない(重要)!

分詞構文に「過去形」は存在しない

例文)
When I play tennis, I am happy.
Playing tennis, I am happy.
「テニスをしているとき、私は幸せだ」

When I played tennis, I was happy.
Playing tennis, I was happy.
「テニスをしていたとき、私は幸せだった」

元の副文が「現在形」でも「過去形」でも分詞構文は「現在分詞 Ving」を使います。
主文の動詞を見れば、時制が分かるからです。


When I played tennis, I was happy.
Played tennis, I was happy.
「過去分詞を使うと受動態の分詞構文との区別がつかない」
Having played tennis, I was happy.
「分詞の過去形(having Vpp)を使うと完了の分詞構文との区別がつかない」
Playing tennis, I was happy.
のように、分詞構文では「時制を一致」する必要はありません。

補足:分詞構文に「未来型」も存在しない。

元の副文「接続詞+SV」は「副詞節」です。
「時・条件を表す副詞節の中では未来のことも現在形なので、
元の副文に未来形「will」が無いからです。

分詞構文の「否定形」「完了形」「受動態」(「受動態」だけは例外的に「過去分詞」から始まる)」

分詞構文「否定形」→「Not Ving

例文)
When I do not play tennis, I am not happy.
×  ×  Not playing tennis, I am not happy.
「テニスをしていないとき、私は幸せではない」

When I can not play tennis, I am not happy.
× × Not playing tennis, I am not happy.
「テニスができないとき、私は幸せではない」

助動詞の「Can」は書かないことがほとんどです。
Not being able to play tennis, I am not happy.
のような形は見たことがありません。

分詞構文「完了形」→「Having Vipp

例文)
After she has written it, she posts the letter.
×  × Having written it, she posts the letter.
「彼女は手紙を書き終えた後、彼女は手紙をポストに入れる」

Since she has not written it yet, she can not post the letter.
× × Not having written it yet, she can not post the letter.
「彼女は手紙を書き終えていないので、彼女は手紙を出すことが出来ない」

分詞構文「完了形」はHaving Vipp
分詞構文の「完了形の否定形」は「Not having Vpp

分詞構文の「受動態」→「Being)Vpp


例文)
Since he was tiered of the work, he went to bed soon.
×  ×  × Tiered of the work, he went to bed soon.
「彼はその仕事に疲れていたので、すぐに寝た」

Since he was not tiered of the work, he played tennis.
×  ×  ×  Not tiered of the work, he went to bed soon.
「彼はその仕事に疲れていなかったので、彼はテニスをした」

受動態の分詞構文の本来の形は「(Being)Vpp
Being」が省略されているので、「過去分詞Vpp」から始まっているように
見える
だけである。

練習問題で「分詞構文」を作ってみよう

問題1「次の文を分詞構文にしましょう
① When she sees the sea, she is happy.
② When she saw the sea, she was happy.
③ Since it is written in easy English, the book is popular among students.
④ After she has written it, she posts the letter.
⑤ When I do not play tennis, I am not happy.

解答
① When she sees the sea, she is happy.
Seeing the sea, she is happy.
「彼女は海を見ているとき、彼女は幸せだ」
Seeing the sea」の部分を「分詞構文」という
分詞構文」は「現在分詞Ving」を用いる。

② When she saw the sea, she was happy.
Seeing the sea, she was happy.
「彼女は海を見ていたとき、彼女は幸せだった」
元の副文が「現在形」でも「過去形」でも分詞構文は「現在分詞 Ving」を使います。

③ Since it is written in easy English, the book is popular among students.
Written in easy English, the book is popular among students.
「簡単な英語で書かれているので、その本は生徒たちの間で人気である」
「Being」が省略されているので、「過去分詞Vpp」から始める。
受動」の時だけ、「過去分詞Vpp」は用いる

④ After she has written it, she posts the letter.
Having written it, she posts the letter.
「彼女は手紙を書き終えて、彼女は手紙を出した」
分詞構文「完了形」は「Having Vipp」

⑤ When I do not play tennis, I am not happy.
Not playing tennis, I am not happy.
「テニスをしていない時、私は幸せではない」
分詞構文「否定形」「Not Ving」

この章をまとめ
・「従属接続詞+S+V, S+V」Ving, S+V」の形にする。「Ving」の副詞句の部分を「分詞構文」を言う。
分詞構文は、基本「現在分詞Ving」を使う

分詞構文に「過去形」は存在しない。元の副文が「現在形」でも「過去形」でも分詞構文は「現在分詞 Ving」を使う。

分詞構文「否定形」→「Not Ving」
分詞構文「完了形」→「Having Vipp」

受動」の時だけ「過去分詞 Vpp」を使う
分詞構文に 「過去分詞 Vpp」を用いる2つの例外
①元の副文が「受動態」の場合
②元の「付帯状況(with O C)」の「O」と「C」の関係が「能動~する」ではなく「受動~される」だった場合。

2.独立分詞構文

独立分詞構文(主文と副文の主語が異なる場合)

独立分詞構文(「主文」と「副文」の主語が異なる場合)
 
「主文」と「副文」の主語が異なる場合分詞構文の主語は省略できない
分詞構文の意味上の主語は「所有格」を用いる。I my me mine
分詞の意味上の主語が残る分詞構文のことを「独立分詞構文」という。

例文)
When he plays tennis, I am happy.
× His playing tennis, I am happy.
がテニスをするとき、は幸せです」
副文(when she~)と主文(I~)の主語が異なる場合、
分詞の意味上の主語(所有格)を分詞の前に置く。
これを「独立分詞構文」と呼ぶ。

When Hanako plays tennis, I am happy.
×   Hanako playing tennis, I am happy.
「花子がテニスをしているとき、私は幸せです」
副文の主語が「固有名詞」の場合、
固有名詞をそのまま分詞の意味上の主語にする。

When my friend plays tennis, I am happy.
×   My friend playing tennis, I am happy.
「私の友達がテニスをしているとき、私は幸せです」
副文の主語が「my friend」などの場合。
そのまま分詞の意味上の主語にする。

「懸垂(ぶらさがり)分詞構文」は「独立分詞構文の出来損ない」。書いてはダメだが読める必要がある

懸垂(けんすい、ぶらさがり)分詞構文とは

簡単に言えば「独立分詞構文」の出来損ない
副文と主文の一致しない」などの間違いがほとんど。
長文問題などで結構見られる

よって、自分が英作文で書いてはダメだが、
長文問題では主語を補って読める必要はある

懸垂分詞構文が起こる要因
①単に筆者が間違えた場合
②「主語をぼやかす」ために、あえてやっている可能性
③小説・映画などで、セリフを分かりにくくして「含み」を持たせる効果
分詞の慣用表現(これは要暗記

図1。懸垂分詞構文

問題「以下の分詞構文は間違っています懸垂分詞構文)。誤りを正しましょう」(ヒントがあるから大丈夫です)

Seeing from a distance, the rock is very small.
「遠くから見ると、その岩はとても小さい」

ヒント
元の文章に戻してみよう
×   ×    Seeing from a distance, the rock is very small.
When the rock sees from a distance, the rock is very small.
「その岩が(何かを)遠くから見た時、その岩はとても小さい」!?

手直しの方法(2通り)
・「岩」が見るのではなく、「岩」は見られる。→方法1
「岩」を見るのは「あなた」と考える。方法2

方法1で考えると、元の文章は
When the rock is seen from a distance, the rock is very small.
「その岩が遠くから見られた時、その岩はとても小さい」
これを分詞構文に直そう。受動態の分詞構文であることに注意。

方法2で考えると、元の文章は
When you see it from a distance, the rock is very small.
「あなたがその岩を遠くから見た時、その岩はとても小さい」
これを分詞構文に直そう。独立分詞構文の分詞の意味上の主語は
所有格を使う。

正解

問題
Seeing from a distance, the rock is very small.
「遠くから見ると、その岩はとても小さい」(懸垂分詞構文)

正解
When the rock is seen from a distance, the rock is very small.
×  × (being) Seen from a distance, the rock is very small.  
「その岩が遠くから見られた時、その岩はとても小さい」

正解2
When you see it from a distance, the rock is very small.
×  Your seeing it from a distance, the rock is very small.
「あなたがその岩を遠くから見た時、その岩はとても小さい」

懸垂分詞構文を含む「分詞の慣用表現」

懸垂分詞構文」を含む「分詞の慣用表現」必ず覚えよう

Generally speaking, the Japanese are polite people.
一般的に言えば、日本人は礼儀正しい人々だ」

Frankly speaking, he is impolite.
率直に言って、彼は礼儀正しくない」

Talking of Olympic Games Tokyo in 2021, how many medals Japan got ?
「オリンピックと言えば、日本は何個メダルを取ったの?」

Considering this results, she will pass the entrance examination.
「この結果を考えると、彼女は入試試験に合格するだろう」

重要!
Providing (that) SV, SV.
Provided (that) SV, SV.
→If SV, SV.

Providing it rains tomorrow, I can not play tennis,
もし明日雨が降ったら、私はテニスができない」

Providing, Provided」=「If

と覚えよう。
Providing, Provided」が直接問われることはほとんど無いが、
選択肢に紛れ込ませることがものすごく多い


独立分詞構文の慣用表現

Weather permitting, I will play tennis tomorrow.
天気が良ければ、私は明日テニスをするだろう」

この章のまとめ

「主文」と「副文」の主語が異なる場合の分詞構文を、「独立分詞構文」という
・「独立分詞構文」の意味上の主語は「所有格」を分詞の前に置く

「独立分詞構文」の出来損ないは、「懸垂分詞構文」と呼ばれる
懸垂分詞構文」は長文問題に出てくるので、読める必要がある

「分詞の慣用表現」は必ず覚えよう。

3.分詞構文は「文頭に置かれるとは限らない」「文頭」「文末」「文中」に置かれる

分詞構文は副詞句。副詞は「文頭」「文末」「文中」好きな所における

副詞は「文頭」「文中」「文末」に置ける。

英語では「名詞」「動詞」「形容詞」の置ける場所は、5文型のよってガッチリ厳密に決まっています。しかし、「副詞」だけは割と自由な位置の置けます。

例文)
Yesterday, I played tennis.「文頭に副詞」
I played tennis yesterday.「文末に副詞」
昨日私はテニスをした」

I always play tennis.「文中に副詞」
「私はいつもテニスをしている」

補足「名詞」「動詞」「形容詞」とは

名詞」→「花」「テニス」「私」など
S主語、O目的語、C補語、前置詞の後ろ、に置かれる

動詞」→「走る」「書く」「する」など
V動詞、になる。S主語の後ろに置かれる。

1~5文型
I go to school. (SV)
I am Nancy. (SVC)(S=C)
I play tennis. (SVO)
I give you a present. (SVOO)
I find the flower beautiful. (SVOC)(O=C)

形容詞」→「~い」「~しい」「青い」「美しい」など
C補語になる(叙述用法)
名詞を修飾する(限定用法)

① This flower is beautiful
「この花は美しい」(S=C
② This is beautiful flower.
「これは美しい花です」(「美しい」が「花」を修飾)

分詞構文=副詞句

副詞とは
①「場所」「」「原因」「頻度」「付帯」などを表す
②「動詞」「形容詞」「副詞」「文全体」を修飾する
③「前置詞+名詞」「接続詞+SV」「to不定詞」「副詞そのもの」で作ることが出来る。

分詞構文」=「接続詞+SV」=「副詞
なので、分詞構文は「文頭」「文中」「文末」に置くことができます

付帯状況(~しながら、~そして)のときは、特に「文頭」「文末」「文中」に置かれる

付帯状況(with O 分詞)「~しながら」の分詞構文

付帯状況の分詞構文の作り方
①「with」を消す
②倒置を元に戻す
③分詞構文を「文頭」「文中」「文末」に置く

She says good by with her hand waving.
Waving her hand, she says good by.「文頭」
She, waving her hand, says good by.「文中」
She says good by, waving her hand.「文末」
「手を振りながら、彼女はさよならを言う」

She says good by with her eyes closed.
Closed her eyes, she says good by.「文頭」
She, closed her eyes, says good by.「文中」
She says good by, closed her eyes.「文末」
「目を閉じながら、彼女はさよならを言う」

分詞の付帯状況が良く分からない人のために、前回のリンクを張ります。

(第13回)「分詞とは?①限定用法と叙述用法(じょじゅつようほう)」

今回取り扱った分詞の限定用法と叙述用法めちゃくちゃ出題されます(2~3割)。まずは文法の仕組みを覚えて、語法に慣れていくといいと思います。

この章のまとめ

・分詞構文は副詞句である
分詞構文は「文頭」「文末」、時には「文中」にも置かれる


付帯状況の分詞構文の作り方
①「with」を消す
②倒置を元に戻す

③分詞構文を「文頭」「文中」「文末」に置く

・付帯の分詞構文は「過去分詞Vpp」が使われることがある

まとめ内部リンク

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できるだけ分かりやすく伝えることで、皆さんの成長のきっかけとなれば良いなあと思っています。

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前回:第13回「分詞とは?①限定用法と叙述用法」
次回:第15回「関係詞①関係代名詞と関係副詞の違い」

以上で、第14回「分詞②分詞構文とは」は終わりです。

ご精読ありがとうございました。

今回取り扱った分詞構文は、長文を読むのに必要な単元です。まずは文法の基本覚えて、練習を繰り返していくといいと思います。

次回は第15回「関係詞①関係代名詞と関係副詞の違いにする予定ですので、よろしければ、次回も読んでいただけるとありがたいです。

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