英語の解き方や勉強法、参考書や問題集の紹介(第5回)「副詞、前置詞+名詞」
皆さんこんにちは。七隈国英塾の杉久保です。
今回は(第5回)「副詞、前置詞+名詞」を解説していきます。
「副詞」は文の成分になりません(S、V、O、Cにならない)。しかし、英文の大部分は「副詞」でできているので、詳しい仕組みを知っておくと「文法問題」「長文問題」「英作文問題」がものすごくできるようになります。
それでは、七隈国英塾の作法にのっとり今回の要点を3行でまとめます。
①副詞は名詞以外の4つ「動詞」「形容詞」「副詞」「文全体」を修飾する
②副詞の作り方は3つだけ。「前置詞+名詞」「to不定詞」「接続詞+SV」
③時・条件を表す副詞節の中では未来のことでも現在形とは(頻出)
★現代文、古文、英語の勉強法をまとめた記事はこちら★
国語、英語の読み方、解き方、勉強法や参考書、問題集の紹介
前回:英語(第4回)「形容詞、限定用法と叙述用法」
次回:英語(第6回)「完了形、3用法と副詞の関係」
この記事はこんな人が書いています
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1.副詞は名詞以外の4つ「動詞」「形容詞」「副詞」「文全体」を修飾する
名詞を修飾するのは「形容詞」、名詞以外を修飾するのが「副詞」
まず、前回の復習から。
名詞を修飾する=形容詞(限定用法)
名詞以外を修飾する=副詞
修飾する=限定する
形容詞は「~い」「~しい」で終わる語で、
例えば、大きい、赤い、早い、美しい、素晴らしい、などです
大きい木、赤い服、早い時間、美しい花、素晴らしい映画、など名詞を修飾します。
それに対し、副詞は名詞以外を修飾します。
例えば、大きく、赤く、早く、うまく、とても、8時に、などで、
程度、頻度、手段、理由、場所、時間、などを表します。
大きく動く
赤く染まる
早く起きる
うまくテニスをする
とても美しい
とてもうまくテニスをする
8時に私は学校へ行く
など、「副詞」は、動詞、形容詞、副詞、文全体を修飾します。
重要なことは
修飾する=限定する
ということです。今覚えましょう。
★形容詞の限定用法はここの1章を見ましょう★
第4回「形容詞、限定用法と叙述用法」
副詞は「動詞」「形容詞」「副詞」「文全体」を修飾する(限定する)
「副詞」は、動詞、形容詞、副詞、文全体を修飾する(限定する)
問題「次の文の副詞はどれでしょう」
① I often play tennis.
② This is a very beautiful flower.
③ I play tennis well.
④ I play tennis very well.
⑤ I played tennis yesterday.
正解
① often(しばしば)動詞「play」を修飾してる
② very(とても)形容詞「beautiful」を修飾している。
③ well(うまく)動詞「play」を修飾している。
④ very, well(とても、うまく)
「very」(とても)は副詞「well」を修飾している。
「well」(うまく)は動詞「play」を修飾している。
⑤ yesterday(昨日)は文全体「I played tennis」を修飾している。
解説
①頻度を表す副詞(rarely, seldom, usually, often,frequently )は動詞の前、助動詞の後に置かれる。(重要)
I will often play tennis.(私はしばしばテニスをするだろう)
②「beautiful」は名詞「flower」を修飾しているので形容詞。「美しい花」
「very」は形容詞「beautiful」を修飾しているので副詞。「とても美しい花」
③「well」は動詞「play」を修飾しているので副詞。「うまくテニスをする」
④「very」は副詞「well」を修飾しているので副詞。副詞は副詞を修飾します。
「とても うまく テニスをする」
⑤「学校へ行った」だけでは、3日前か、10年前か、1000年前か分からない。「yesterday」をつけることにより、「学校に行った」のは昨日であったことを限定する(修飾する)。場所、時を表す副詞は文章の最後につける。順番は「SV 場所、時」となる。
I go to school yesterday. (私は昨日学校に行った)
形容詞?副詞?。混同しやすい単語「most、almost」「no、not」「~ly」
「形容詞」か「副詞」かよくわからない語があります。
文法問題でよく見るやつです。
空所補充問題や整序問題で頻出ですし、英作文では減点を食らいます。
most=形容詞(代名詞)。名詞を修飾する。(たまに名詞になる)
almost=副詞。動詞、形容詞、副詞を修飾する。
no=形容詞。直後の可算、不可算名詞を修飾する
not=副詞。文全体を修飾する
名詞+ly=形容詞。timely hit, daily work.
形容詞+ly=副詞。frequently go, quickly play.
問題「( )に①か②のどちらかを入れましょう」
① ( ) students play tennis in this school.
① Most ② Almost
② ( ) all students play tennis in this school.
① Most ② Almost
③ Most of ( ) play tennis in this school.
① the students ② students
④ Almost all of ( ) play tennis in this school.
① the students ② students
⑤ ( ) students play tennis in this school.
① All the ② The all
⑥ ( ) are still alive.(両親はまだ生きている)
① My both ② Both my
正解
① ① Most
② ② Almost
③ ① the students
④ ① the students
⑤ ① All the
⑥ ② Both my
解説
①「students」が名詞なので、形容詞「most」を入れる。
②「all」は名詞「students」を修飾しているので形容詞。
形容詞「all」を修飾するので、副詞「almost」を入れる。
③ Most of the students の形を覚えましょう。(語法)
この文章の「most」は代名詞
④ Almost all of the students の形を覚えましょう。(語法)
この文章の「all」は代名詞
⑤普通は「a beautiful flower」のように「冠詞+形容詞+名詞」
しかし、形容詞「all」は例外で、「all+the+名詞」の語順。
「all students」「all my money」の形もある。
⑥形容詞「both」も例外で、「both+my+名詞」の語順。
「both students」「both the students」の形もある、
補足
「冠詞」(a, the)と「所有格」(my, your, his, her, our, your, their)を合わせて「限定詞」という。
「限定詞は2つ以上同時に使えない」ルールがある。
✖ This is a my pen.
〇 This is a pen of mine.
このルールを逆手にとって、冠詞「a, the」で迷ったら所有格を入れるという英作文の減点を食らわないテクニックは結構使えます。
問題「( )に①か②のどちらかを入れましょう」
① I have ( ) money with me now.
① no ② not
① I do ( ) have money with me now.
① no ② not
正解
① ①no(形容詞)
② ②not(副詞)
解説
①名詞「money」を修飾するので、形容詞「no」を入れる
②副詞「not」は文全体を修飾している。副詞「not」は動詞の前、助動詞の後にいれる。
この章をまとめ
・名詞を修飾する=形容詞(限定用法)
・名詞以外を修飾する=副詞
・修飾する=限定する
・副詞は、動詞、形容詞、副詞、文全体を修飾する(限定する)
・most=形容詞。almost=副詞
・no=形容詞。not=副詞
・限定詞は2つ同時に使えない
・英作文で冠詞「a, the」に迷ったら、使えるときは所有格を入れよう。
2.副詞の作り方は3つだけ。「前置詞+名詞」「to不定詞」「接続詞+SV」
前置詞+名詞=副詞句(ものすごく重要)
副詞を作る方法は3つ
・「前置詞+名詞」=「副詞句」
・「to不定詞の副詞的用法」=「副詞句」
・「接続詞+SV」=「副詞節」
・「句」=「SVが無い」、「節」=「SVが有る」
この中でも
「前置詞+名詞=副詞」
は特に重要。
例文
I went to school to play tennis when I was young.
(私は若いころテニスをするために学校に行ってた)
解説
この文の主語Sは「I」、動詞Vは自動詞「went」。
「SV」の第1文型。
「to school」の「to」の後に名詞「school」が来ているので、
これは前置詞の「to」。(前置詞は名詞の前に置かれるから前置詞)
「to school」は「前置詞+名詞」で場所を表す「副詞句」になっている。
「to play tennis」の「to」の後に動詞の原形「play」が来ているので、
これはto不定詞の「to」。
「to play tennis」は「to不定詞の副詞的用法」で原因を表す「副詞句」になっている。
「when I was young」は「接続詞+SV」で時を表す「副詞節」になっている。
「句」=「SVが無い」。
「前置詞+名詞=副詞句」「to不定詞の副詞的用法=副詞句」
「節」=「SVが有る」。
「接続詞+SV=副詞節」
このように、副詞の作り方は3つです、
「句」と「節」の違いは、今覚えてしまいましょう。
この中で1番使われる頻度が高く、理解されていないのが
前置詞+名詞=副詞句です。
前置詞+名詞=副詞句
「程度」「頻度」「理由」「方法」「場所」「時」などを表す。
問題「下線部は何を表す副詞句でしょう?」
① I swim in the pool.
② I go to school.
③ I go to school by bus.
④ I play tennis with this racket.
⑤ I will play tennis for this reason.
⑥ I usually get up at seven.
⑦ I usually get up at seven.
⑧ I can play tennis well.
ヒント(訳)
①私はプールで泳ぎます。
②私は学校へ行きます。
③私はバスで学校に行きます。
④私はこのラケットでテニスをします。
⑤私はこの理由でテニスをしたいのです。
⑥私はたいてい8時に起きます。
⑦ ⑥と同じ
⑧私は上手にテニスをすることができます。
正解
①「in the pool」場所を表す副詞句
②「to school」場所を表す副詞句
③「by bus」交通手段を表す副詞句
④「with this racket」道具(=手段)を表す副詞句
⑤「for this reason」理由を表す副詞句
⑥「at seven」時間を表す副詞句
⑦「usually」頻度を表す副詞そのもの(副詞句)
⑧「well」程度を表す副詞そのもの(副詞句)
補足
「程度」「頻度」は「with+抽象名詞」で代用できる場合もありますが、
今回は割愛しました。
to不定詞の副詞的用法(副詞句)
まず、to不定詞の基本から
「to」の後に動詞の原形が来ると、名詞になったり、形容詞になったり、副詞になったり、します。いろいろと変化し形が定まっていないから「不定詞」なのです。
★to不定詞が不安な人はここの2章の2を見ましょう★
第4回「形容詞、限定用法と叙述用法」
今回取り扱うのは「to不定詞の副詞的用法」です。
to不定詞の副詞的用法=副詞句
「原因」を表す副詞句になる。
「結果」を表す副詞句になる(結果の副詞的用法)例外
「live (up) to be 年齢」「never to do」「only to do」など。
「to不定詞の副詞的用法」は
「~するために」「~して」と訳されます。
例文
I go to school to play tennis.
私はテニスをするために学校に行く。
I am glad to see you.
私はあなたに会えてうれしいです。
「私」=「うれしい」S=Cの第2文型。
解説
「to play tennis」が原因を表す副詞句。
原因「テニスをするために」→ 結果「私は学校に行く」
「to see you」が原因を表す副詞句。
原因「あなたに会えて」→ 結果「私はうれしい」
補足
原因と結果の関係を「因果関係」といい、因果関係は逆転できない。
〇「暑かったので(原因)、クーラーをつけた(結果)」
✖「クーラーをつけたので、暑くなった」!?
「to不定詞の副詞的用法」は「原因」を表す副詞句になりますが、
「live (up) to be 年齢」「never to do」「only to do」などが来ると、
結果の副詞的用法になります。
例文(これらの例文はぜひ覚えましょう)
① My grandfather lived up to be hundred years old.
「私のお爺さんは100歳まで生きた」
② He left his home town, never to return.
「彼は故郷を去って、二度と帰ってこなかった」
③ She worked hard only to fail.
「彼女は一所懸命頑張ったけど、失敗しただけだった」
解説
①「lived up to be 年齢」の結果の副詞的用法。
原因「おじいさんは生きた」→その結果「100歳になった」と考える。
SVの第1文型。
②「never to return」の結果の副詞的用法
原因「彼は故郷を去った」→その結果「二度と帰らなかった」と考える。
SVOの第3文型。
③「only to do」の結果の副詞的用法
原因「彼女は一所懸命頑張った」→その結果「失敗しただけだった」と考える。
補足
「leave」(~を去る)は他動詞で自動詞ではない。
「leave (O出発地) for 到着地」の語法で、出発地が省略された形「leave for 到着地」が自動詞っぽく見えるだけです。
〇 My uncle left Kagoshima for Tokyou yesterday.
〇 My uncle left for Tokyou yesterday.
知っておくと混同を防ぐことができます。
接続詞+SV=副詞節or名詞節
「接続詞+SV」で「副詞節」を導きます。
「名詞節」も導きますが、次の章で詳しくやります。
「接続詞+SV=副詞節」
「時」「条件(もし~なら)」「譲歩(~だけど)」「理由(~ので)」を表す。
今回は、重要かつ頻出で混同しやすいもの(要するに最重要)だけピックアップしました。
長文でよく使われる接続詞
sinceSV 時(~以来)を表す副詞節になる(完了形の文中のみ)
SinceSV 理由(~ので)を表す副詞節になる(文頭のみ)
because SV 理由(~ので)を表す副詞節になる
Though SV 譲歩(~だけれど)を表す副詞節になる
「時」を表す副詞節を導く接続詞
When SV 時(~する時)を表す副詞節になる(名詞節にもなる)
Until=till SV 時(~まで)継続を表す副詞節になる(文法問題頻出)
By the time SV 時(~まで)期限を表す副詞節になる
While SV 時(~してる間)を表す副詞節になる
「条件」「譲歩(~だけど)」を表す副詞節を導く接続詞
If SV 条件(~ならば)を表す副詞節になる(名詞節にもなる)
Unless SV=If not 条件(~でなければ=If not)を表す副詞節になる
Providing (that)SV= If SV 条件(~ならば)を表す副詞節になる
Provided(that)SV= If SV 条件(~ならば)を表す副詞節になる
While SV 譲歩(~だけれど)を表す副詞節になる
混同しやすい所(要するに出題されるポイント)
①「until」は「時」を表し、「Unless」は「条件」を表す。
②「until」は「継続」「日が落ちるまで遊ぶ子どもたち」、
「By the time」は「期限」「日が落ちるまでに帰れメロス!」
③「until」は前置詞の用法もある。
〇 The children played until the sun set.(接続詞+SV)
〇 The children played until sunset.(前置詞+名詞)
④「While」は「時(~の間)」と「譲歩(~だけど)」
⑤「If」=「Providing (that)」=「Provided (that)」
⑥「despite」=「in spite of」は「譲歩(~にもかかわらず)」をあらわすが、前置詞である。後ろ名詞をとり、SVは取らない。
〇 Despite sunset, SV(前置詞+名詞)
✖ Despite the sun set, SV(接続詞+SV)
今回は、重要かつ頻出で混同しやすいもの(要するに最重要)だけピックアップしました。
接続詞は、第17回「接続詞、接続詞thatか関係代名詞whatか」で詳しくやる予定です。
長文でよく使われる接続詞が
「Since」(~なので)と「Though」(~だけど)です、
長文でとてもよく使う接続詞「Since」「Though」のまとめ
Sinceは「~なので」という意味で、文頭のみで使う。
「Since S V , S V」=「S V because S V」(SVなのでSV)
完了系で使う「since」(~以来)とは別物
S have Vpp since S Vp(接続詞since)
S have Vpp since 名詞(前置詞since)
と混同しないようにしましょう。
「V, Vp, Vpp] →「go, went, gone」
Thoughは「~だけど」という意味で、文頭のみで使う。
「Though S V , S V」=「S V but S V」(SVだけどSV)
これはまだ簡単な方なので、今覚えてください(がんばって)。
接続詞はまだまだたくさんあります。はっきり言って、網羅的に暗記するのは大変なので、実際に問題を解いて自分の中で整理していきましょう。
この章をまとめ
・副詞を作る方法は3つ。
・①「前置詞+名詞」=「副詞句」
・②「to不定詞の副詞的用法」=「副詞句」
・③「接続詞+SV」=「副詞節」
・「前置詞+名詞」は「程度」「頻度」「理由」「方法」「場所」「時」など
・「to不定詞の副詞的用法」は「原因」と「結果」(結果の副詞的用法)
・「接続詞+SV」は「時」「条件」「譲歩」「理由」など
3.時・条件を表す副詞節の中では「未来のことでも現在形」とは(頻出)
接続詞は「副詞節」か「名詞節」を導く
「接続詞+SV」は副詞節か名詞節を作ります(導きます)。
副詞節の重要なルール
時・条件を表す副詞節の中では「未来のことでも現在形」
気をつけなければいけないのは、
「副詞節」と「名詞節」を両方取れる、時・条件を表す「when」「if」です。
例文
① I will go to school if it rains tomorrow.
「私はもし明日雨が降っても学校に行くだろう」
② I do not know if it will rain tomorrow.
「私は明日雨が降るかどうかを知らない」
解説
どちらの文も「雨が降るのは明日」であるけど、「if SV」が「副詞節」で使われるか「名詞節」で使われるかがとても重要。
①SVの第1文型。「if SV」が条件を表す副詞節になっている。
時・条件を表す副詞節の中では「未来のことでも現在形」なので、
現在形「rains」を使う。
②SVOの第三文型。「if SV」が目的語O「~を」なので、名詞節になっている。
条件を表すが名詞節なので、未来時制「will rain」を使う。
★自動詞、他動詞、目的語をまとめた記事はこちら★
英語(第2回)「SVとSVO、自動詞と他動詞」
副詞節か名詞節か実際の問題でやってみよう
問題「( )の中を適切なものに変えましょう(そのままも可)」
① If you (take) this road, you will find the park.
② Do you know when she (come) tomorrow?
③ I wonder whether or not he (come) tomorrow.
④ Melos had to be back by the time the sun (set).
⑤ She must not keep dogs unless she (take) care of them.
ヒント(訳)
①この道を行くと、その公園につきます。
②彼が明日いつ来るか知っていますか?
③彼が明日来る来ないか私はわかりません。
④メロスは日が沈むまでに戻らねばならなかった、
⑤世話できなければ、彼女は犬を飼うべきではない。
正解
①「take」(副詞節)
②「will come」(名詞節)
③「will come」(名詞節)
④「set」(副詞節)
④「takes」(副詞節)
解説
①「副文, 主文」。副文は副詞節になる。条件を表す副詞節なので現在形「take」を使う。
②「when SV」が動詞V「know」の目的語になっているので、名詞節になる。
名詞節なので「will take」を使う
③「whether SV」は「if SV」と似た意味になる。しかし、「whether SV」が導くのは名詞節だけで副詞節は導かない。よって、名詞節になる。
④「by the time SV」は時(期限)を表す副詞節を導く。「had」になっているので時制は過去。時制の一致を受けて「set」は過去形になる(現在形「sets」にしてはいけない)
⑤「unless」は「if not」と同じ意味。条件を表す副詞節になるので現在形「takes」を使う。
She must not keep dogs unless she takes care of them.
She must not keep dogs if she does not take care of them.
この章のまとめ
・時・条件を表す副詞節の中では「未来のことでも現在形」
・「when」と「if」は「副詞節」と「名詞節」両方取れる
・「未来のことを表す副詞節」→現在形
・「未来のことを表す名詞節」→未来時制
★現代文、古文、英語の勉強法をまとめた記事はこちら★
国語、英語の読み方、解き方、勉強法や参考書、問題集の紹介
前回:英語(第4回)「形容詞、限定用法と叙述用法」
次回:英語(第6回)「完了形、3用法と副詞の関係」
以上で、第5回「副詞、前置詞+名詞」は終わりです。
ご精読ありがとうございました。
今回取り扱った副詞は、様々の文法と絡むところです。自分で調べたり、実際の問題を解いたりしながら整理していくとよいと思います。
次回は第6回「完了形、3用法と副詞の関係」にする予定です。次回は割と簡単なので、よろしければ、次回も読んでいただけるとありがたいです。